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ホログラムキャンディ

ホログラムキャンディ (Holopop) はキャンディの表面にホログラムをプリントしたものです.プリントとは言っても,でん粉のり(食用スターチ)の表面に凹凸でホログラムを記録しているので当然食べることができます.味はオブラートのような感じでした.キャンディの部分はごく普通のキャンディで,甘くてカロリー高そうです.

製造販売は Light Vision Confections ですが,ボストンにある Dimensional Food (10年ほど前にチョコレートの上にホログラムを付ける技術を発表し,一時ヨーロッパで発売された)から技術供与を受けていると袋の裏に書いてありました.ここはヤフーのショッピングサイトですが,WEB で日本から注文しようとすると,住所のチェックでエラーになります.しかし,営業担当者にメールで質問すれば,日本から注文する裏技を教えてくれます.

WEB に有るものは基本的に2次元画像の物のみです.ただし,2次元画像のまわりの模様が視点により変化して,多少3次元的な効果が出るものもありました.また,見る位置により色が虹色に変化してきれいです.3次元画像のものも製作可能だそうです.あと,オリジナルデザインも500個から作ってくれます.

(2002年3月27日追記)ホロポップキャンディに新製品が出ました.ここのページの上のほうにある,Wizard's Magic Holographic picture candies と Alterted States POPART HOLOPOP です.これまでのものはキャンディの表面にホログラムがあったので,舐めなくても息をかけただけでホログラムが消えてしまいました.また,高温や多湿ではホログラムが消えたり,キャンディの表面が変形してホログラムがぐにゃぐにゃになってしまいました.

新製品はホログラムがキャンディの表面ではなく,内部に封じ込められています.ベースのキャンディの中央が円形にくり抜いてあって,その部分にホログラムがあります.その上を別のキャンディでふたしてあります.ですから,舐め始めても,そこまで舐め進むまでホログラムはしっかりと残っています.もちろん,ホログラムに到達すると消えてしまいます.

封じ込めてある分だけ明るさがやや低下している感じです.そのせいかどうか,ホログラムの上の部分に着色剤で絵が描いてあって,ホログラムが見えないときはその絵でごまかす?様になっています.おそらく,従来のものよりも保存に対しての耐久性も向上していると思います.